この細い繊維が絡み合ってロックウール中に空気を溜めこむ部屋をつくっています。
この中に溜めこんだ空気は動かないので熱が移動しにくく、断熱性能を確保することができます。
また、この細かい部屋を持つロックウールは、音がロックウールに入ってくると、繊維が振動し、音を熱エネルギーに変換します。
そのため、高い吸音性を持っています。
ロックウールは、加工性に優れ、ボード状、フェルト状、ブランケット状、ベルト状、パイプ状等、色々な形態の製品があります。
これら製品は、プラント・施設等の断熱・保温・耐火材として使用されます。
様々な用途があるロックウールは、住宅用断熱材の中でもグラスウールの次に利用されている断熱材です。
最近は、アスベストの問題から敬遠されることもありますが、1990年以降のロックウール製品には、アスベストは使用されていません。
ちなみに、日本国内のロックウールの市場シェアは23%(1999年)となっています。
ロックウール工業会のページ